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その他の疾患
白内障とは

白内障は、眼の中の水晶体が濁ることで視力が低下する病気 です。水晶体はカメラのレンズのような役割を持ち、光を集めてピントを合わせる働きをしています。
加齢によるものが最も多く、高齢者の80%以上が白内障を発症 するといわれていますが、若い世代でも外傷や病気、薬の副作用などが原因で発症することがあります。
原因
- 加齢(最も一般的な原因)
- 紫外線の影響
- 糖尿病やアトピー性皮膚炎 などの病気
- ステロイド薬の長期使用
- 外傷や手術の影響
症状
- 視界がぼやける・かすむ
- 光がまぶしく感じる(羞明:しゅうめい)
- 暗い場所で見えにくい
- 物が二重・三重に見える
- 眼鏡を変えても視力が改善しない
治療・対処法
進行が軽度の場合
点眼薬を使用し、白内障の進行を抑える(完治はできない)。
進行が進んだ場合
視力低下が日常生活に支障をきたすようになったら、手術による治療 を検討。
手術方法(眼内レンズ挿入術)
- 濁った水晶体を取り除き、人工レンズ(眼内レンズ)を挿入する
- 手術時間は10〜20分程度で、日帰り手術が可能
予防策
紫外線を防ぐためにサングラスを使用し、糖尿病などの基礎疾患を適切に管理する。
白内障は進行性の疾患 ですが、適切なタイミングで手術を行うことで、視力を取り戻すことができます。視界のかすみやまぶしさが気になる場合は、早めに眼科を受診しましょう。
飛蚊症とは

飛蚊症(ひぶんしょう)は、視界の中に黒い点や糸くず、薄い影のようなものが見える症状 です。
特に明るい背景(青空や白い壁など)を見たときに気付きやすく、目を動かしても一緒についてくるように感じます。
飛蚊症の多くは加齢に伴う生理的な変化によるもので心配ないケースが多いですが、急に症状が増えた場合は網膜剥離などの病気の可能性があるため注意が必要 です。
原因
- 加齢による硝子体の変化(加齢性飛蚊症)
- 網膜裂孔や網膜剥離 によるもの
- 硝子体出血(糖尿病網膜症など)
- ぶどう膜炎 などの炎症疾患
症状
- 視界に黒い点や糸くずのような影が見える
- 目を動かすと影も一緒に動く
- 明るい場所で特に目立つ
- 急に影が増えた、視界の一部が暗くなった場合は要注意
治療・対処法
- 生理的な飛蚊症(加齢によるもの)は治療不要で、慣れてしまうことが多い
- 網膜裂孔や網膜剥離が疑われる場合は、早急に眼科で検査を受ける必要がある
- 網膜裂孔がある場合はレーザー治療(網膜光凝固術)を行い、網膜剥離を予防
- 硝子体出血がある場合は、出血の原因となる病気(糖尿病網膜症など)の治療が必要
飛蚊症は多くの場合心配のない症状 ですが、急に症状が悪化したり、視界が欠けたりする場合は緊急性のある疾患の可能性 があります。気になる症状がある場合は、早めに眼科を受診しましょう。
最後に
白内障は加齢に伴う視力低下の代表的な疾患 であり、飛蚊症は多くの場合無害だが、網膜疾患の前兆である可能性もある ため、いずれも適切な診察と管理が重要です。
視界の異常を感じた際は、放置せずに眼科で検査を受けるようにしましょう。
当院では、白内障手術や網膜疾患の早期発見・治療 に対応していますので、お気軽にご相談ください。