
hay-fever
花粉症および乾燥関連
花粉症とは

花粉症は、スギやヒノキ、ブタクサなどの植物の花粉が目や鼻の粘膜に付着し、アレルギー反応を引き起こす疾患です。目の症状として、かゆみ・充血・涙目・異物感 などが挙げられ、春や秋の花粉飛散シーズンに症状が悪化することが特徴です。
特に、コンタクトレンズを装用している方は、花粉がレンズに付着しやすく、不快感が増す場合があります。
原因
- スギやヒノキ、ブタクサなどの植物の花粉が目の粘膜に付着し、免疫反応が過剰に働くことで炎症を引き起こします。
- 目をこすることで炎症が悪化し、充血や腫れが強くなることがあります。
- 春先や秋の花粉の飛散時期に特に症状が強くなります。
症状
- 目のかゆみ・充血
- 涙が止まらない(流涙)
- しょぼしょぼする・異物感がある
- 目の腫れ(まぶたのむくみ)
- まぶしさを感じる(羞明:しゅうめい)
治療・対処法
抗アレルギー点眼薬・内服薬
目のかゆみや充血を抑える点眼薬を使用します。症状がひどい場合は、内服薬を併用することもあります。
花粉を防ぐ工夫
メガネやゴーグルの着用で花粉の侵入を抑えたり、マスクを併用して花粉の吸入を防ぎましょう。
室内環境の管理
帰宅後は衣類についた花粉を払い落とし、洗顔・うがいをすることで、花粉の付着を減らします。室内の加湿を行うことで、花粉が舞い上がるのを防ぐことも有効です。
コンタクトレンズの使用見直し
花粉のシーズン中はメガネに切り替えるか、1日使い捨てタイプのコンタクトレンズを使用することで、不快感を軽減できます。
症状が強く、日常生活に支障が出る場合は、早めに眼科を受診し、適切な治療を受けましょう。
ドライアイとは

ドライアイは、涙の量が減ったり、質が低下することで目の表面が乾燥しやすくなる疾患です。長時間のパソコン作業やスマートフォンの使用、エアコンの影響で目が乾燥しやすくなり、違和感や視界のかすみなどが生じることがあります。
現代社会では特にデジタル機器の使用時間の増加 により、ドライアイの患者数が増えているといわれています。
原因
- まばたきの回数が減ることにより、涙が十分に行き渡らなくなる(パソコン・スマホの長時間使用など)。
- 涙の分泌量が減少したり、涙の質が低下することで、目の表面が乾燥しやすくなる。
- エアコンや暖房の使用により、空気が乾燥し、涙の蒸発が増加する。
- コンタクトレンズの長時間装用により、涙の層が乱れやすくなる。
症状
- 目の乾燥感・異物感
- しみるような痛み
- まばたきをするとゴロゴロする
- 目の疲れが取れない
- 視界がかすむ・ピントが合いにくい
治療・対処法
人工涙液やヒアルロン酸点眼薬
涙の代わりとなる人工涙液や、目の潤いを補うヒアルロン酸点眼薬を使用します。
まばたきを意識する
デジタル機器を使用する際は、意識的にまばたきを増やすことで涙の蒸発を防ぎます。
生活環境の見直し
加湿器を使って室内の湿度を上げる、エアコンの風が直接当たらないようにするなどの工夫が効果的です。
コンタクトレンズの適切な使用
コンタクトレンズはドライアイを悪化させることがあるため、装用時間を短くしたり、ドライアイ向けのレンズを選ぶことも大切です。
症状が改善しない場合や、目の違和感が続く場合は、眼科で詳しい検査を受け、適切な治療を行いましょう。
VDT症候群とは

VDT(Visual Display Terminal)症候群とは、パソコン・スマートフォン・タブレットなどのディスプレイを長時間使用することで、目の疲れやドライアイ、肩こり・頭痛などの症状が現れる状態を指します。
特に、長時間画面を見続けることでまばたきの回数が減り、涙の蒸発が増える ため、ドライアイの発症や悪化につながることが多くなります。また、長時間の同じ姿勢による首や肩の緊張も影響し、全身の不調を引き起こすことがあります。
原因
- 長時間のパソコン作業やスマートフォンの使用により、まばたきの回数が減少し、涙の蒸発が増える。
- 画面のブルーライト や強すぎる明るさ により、目の疲労や光への過敏症が生じる。
- 姿勢が悪く、長時間同じ姿勢を続けることで首や肩の筋肉が緊張し、血行が悪くなる。
- 画面との距離が近すぎたり、高さが合っていないことで、無意識に目に負担がかかる。
症状
- 目の疲れ・ピントが合いにくい
- 目の乾燥・かすみ目
- 頭痛・肩こり・首の痛み
- まぶしさ・光が気になる
- 目が充血しやすい
治療・対処法
適度な休憩を取る
1時間に1回は10~15分程度の休憩 を入れ、遠くを見る時間を作ることで目の緊張を和らげます。
画面の明るさ・環境調整
パソコンやスマートフォンの画面の明るさを適切に調整し、ブルーライトカットのフィルターやメガネを使用するのも有効です。
作業環境の改善
- 画面の位置を目線よりやや下 に設定し、目への負担を軽減する
- 姿勢を正し、椅子や机の高さを調整する
- 適度にまばたきを意識し、目の乾燥を防ぐ
目薬の使用
目の乾燥を防ぐために、人工涙液やドライアイ用の点眼薬を使用します。
もし目の疲れや痛みが強く、長期間続く場合は、眼科を受診し、適切な診断と治療を受けることが大切です。
最後に
花粉症・ドライアイ・VDT症候群は、いずれも現代社会で多くの人が悩む目の疾患です。
特に、長時間のデジタル機器使用や、環境の影響によって悪化しやすいため、日常生活の工夫や適切なケアが重要です。
- 花粉症は、アレルギー対策と早めの治療がポイント。
- ドライアイは、環境調整と人工涙液の活用 で症状を和らげる。
- VDT症候群は、適度な休憩・姿勢改善・画面の設定で目の負担を軽減する。